念願のキャンピングカーを手に入れた家入さん。今週末は妻と小さい子ども2人を連れてキャンピングカーで遊びに行くことにしている。初めてなのであまり遠出はせずに、隣の県のショッピングモールにでも行ってみようかと計画中。普段はベルファイアに乗っているため、決して小さな車ではないけれども、キャブコンのサイズには少しビビッている。初めてのキャンピングカーの運転で注意することをネットで検索して・・・
Abstract ~要旨~
キャンピングカーは、普通車と比べて、重量が大変重いです。そのため、安全に運転するためには、速度を出さずに、車間距離を十分にとって運転することが、衝突回避につながります。また、全長、車幅、車高、いずれも大きいため、周りの状況を良く見て、空いているスペースに駐車するようにしましょう。また、運転以外では誤給油に十分気をつけましょう。同乗者へは、テーブルに物を置きっぱなしにしないように声がけしましょう。
Why? and How? ~記事を書いた理由と切り口~
初めてのキャンピングカー。あなたはどこに出かけますか?これからの旅にわくわくしていることでしょう。そして、同時に初めての運転で漠然とした不安を覚えているのではないでしょうか。
この記事は、初めてのキャンピングカー旅行を安全に楽しんでもらうために書きました。
キャンピングカーは普通車とは色々な面で違うことを認識してもらい、主に車両の取り扱いに関する注意事項をお伝え します。
What ~内容~
運転
1.速度に気をつける。
あなたはいつも高速道路をどれくらいの速さで走っていますか?100km/h~110km/hあたりでしょうか?もしかしたら130km/hあたりで走行しているかもしれません。走行車線をゆっくり走っている車を見ると少しイライラしてしまっていませんか?
キャンピングカーでそんな速度を出すと危険です!キャンピングカーは非常に重いため、ブレーキを踏んでから止まれるまでの距離も長くなります。また、橋など、障害物がない場所での横風や、大型バスに追い抜かれる際に、速度が出ている状態だとハンドルを取られやすくなります。高速走行中にハンドルが取られるとリカバリーも難しく、最悪横転する危険もあるため、絶対に120km/hなどで運転するのはやめましょう。私は80km/hから100km/hで走行しています。
一般道路に関しては、50km/h~60km/hが安全に走行できる速度ではないかと思います。いずれにしても法定速度ということですね。
法定速度に関しては驚いた経験がありました。ちょっとカーブの多い道だったので40km/h程度で走行していたのですが、制限速度の標識が目に入ってきて、その数字が40だったのです。よく考えられて作られているんだなぁ。と感心しました。
2.車間距離に気をつける。
速度のところでも書きましたが、キャンピングカーは制動距離が長いです。いつもよりも意識して車間距離をあけて走行しましょう。前の車が急ブレーキを踏んだとしても余裕を持って止まれます。
高速道路では車間距離を確認できる標識があるので、私は前の車と50mから100m程度はなれて運転するようにしています。
3.リアのオーバーハングに気をつける。
オーバーハングとは、タイヤの中心からはみ出た部分です。リアは後ろを意味します。つまり、後ろタイヤの中心からはみ出している部分について、気をつける必要があるのです。
何に気をつけるかというと、曲がる方向の逆の後方部分です。右折時には、左後ろが左に余計にはみ出ます。逆に左折時には右後ろが右にはみ出ます。一般車でも内輪差を気をつけて運転しているかとは思いますが、キャンピングカーの運転時には、内輪差もオーバーハングにも気をつけましょう。
私が運転するときに気をつけているのは、ハンドルを切り出すのをワンテンポ遅らせることです。ゆっくりと走行しているのであれば十分曲がりきれますので覚えておいてもらうと良いと思います。また、通常の走行時の右左折だけではなく、駐車場から出るときも隣の車にオーバーハングが接触する危険もあるので、これまた要注意です。
駐車
4.空いている駐車スペースに駐車する。
国産キャブコンは多くの場合、一般的な駐車区画にぎりぎり駐車できるサイズが多いです。目的の施設まで少しでも歩く距離を短くしたい。という逸る気持ちもわかります。
しかし、初めは駐車スペースの空いているところに駐車することをお勧めします。キャンピングカーでの旅行は、寝る施設のことについては心配しなくて良いので、一般車での旅行者よりも時間に余裕を持って遊べることが多いです。心にゆとりを持って、旅行を楽しみましょう。
5.高さ制限に気をつける。
今運転している普通車の車高を知っていますか?今まで、ほとんど駐車場などの高さ制限のバーを気にすることはなかったのではないでしょうか。
しかし、キャブコンは自分の背丈よりもはるかに高く車高は3m近くあります。 これは、商業施設の屋内駐車場の高さ制限にほぼ間違いなく引っかかります。また、駐車券発券機の高さ制限も注意が必要です。
ガソリンスタンド
6.油種の違いに気をつける。
当然ですが、車にあった油種を給油する必要があります。普通車がガソリンで、キャンピングカーは軽油の場合は要注意です。私は、「軽油、よし。」と今でも毎回指差し声だし確認してから給油を開始しています。他に人がいたら躊躇してしまうかもしれませんが、間違えないようにやってみてください。
カムロードベースのキャンピングカーは、給油口をあける際に、鍵がかかっているので要注意です。エンジン始動の鍵を使用すれば普通に開きますので覚えておいてください。私は深夜に右往左往して車の取り扱い説明書見て解決しました(笑)。ちょっと考えたらわかりそうですが、あの時は冷静に物が見れてなかったです・・・
同乗者
7.発信時、テーブルに物は置かない。
今までは運転手が特に気にすることを書いてきましたが、最後に、同乗者への注意事項です。キャンピングカーはテーブルがあって、つい、家のテーブルと同じ感覚で物を置いてしまうかもしれません。停車中は良いのですが、発信時には必ずテーブルの上は整頓しましょう。間違いなく上の物は落ちます。
落としたものが、ティッシュボックスとかならまだ良いのですが、飲みかけのジュースとかだと悲惨ですよね。
Conclusion ~おわりに~
以上、初めてキャンピングカーを運転する時に気をつけることを7つお届けしました。簡単に再掲すると以下の7つです。
1.速度は法定速度遵守。(車重重い!)
2.車間距離を十分にあける。(車重重い!)
3.リアオーバーハングを接触させないため、一呼吸おいてからハンドルを切る。速度が出ていなければ十分曲がれます。(全長長い!)
4.駐車は空いているスペース。(車幅広い!)
5.高さ制限バーに気をつける。(車高高い!)
6.油種の違いに気をつける。(混ぜるな危険!)
7.テーブルに荷物を置かない。(テーブルがある!)
いかがでしたでしょうか?キャンピングカーの運転に対して、漠然とした不安は解消したでしょうか?
それではキャンピングカーの旅を安全運転で楽しんできてください~。
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