MITのOCWでプログラミング(python)を学ぶ

MITのOCWでPythonを学ぶ 学習

長い人生、そして社会の変化が激しいこの時代、常に学び続ける必要があるのは以前の記事(社会人が学習する理由と、どうやって学ぶか、何を学ぶかを考える)に書いた通りです。
そんな中で、皆さんは、どうやって、何を学ぶかはなかなか難しい問題なのではないでしょうか?
社会人の方には、総合的に考えると読書が一番だと思います。
しかし、大学の授業が無料で受けられるとしたらどうでしょうか?
ちょっとワクワクしませんか?
今回は、そんな、大学の授業が無料で受けられる、
オープンコースウェア(OpenCourseWare:OCW)についての記事です。

オープンコースウェアとは?

オープンコースウェア(OPEN COURSEWARE:OCW)とは、
一言でいうと、
大学の授業が無料で受けられるものです。
 以前、「社会人も学習する理由と、どうやって学ぶか、何を学ぶかを考える」という記事で、
社会人には、大学で学ぶのは、時間や費用の面でハードルが高いということを書きました。
入学し、通学するのは、講義の時間の制約や学費がかかるからです。
しかし、大学の講義が無料で受けられるのは魅力的です。

OCWの起源は?

OCWについて、調べていく中で起源もわかったのでまとめておきます。

1999年  ドイツのチュービンゲン大学が講義ビデオをオンラインで公開(Wikipediaより)
2001年春 マサチューセッツ工科大学(MIT)教師陣の発案でOCWの発表(MIT OCWより)
2002年  MITでOCWの概念実証(POC)のサイトオープン(MIT OCWより)
2002年秋 カーネギーメロン大学でOpen Learning Initiative(OLI)サイトオープン(Wikipediaより)
2003年秋 MITでOCWの公式サイトオープン(MIT OCW)

参考URL:Wikipedia
参考URL:MIT OCW

OCWはどこが実施しているか?

世界中にOCWの活動が広がっているようですが、アメリカと日本の大学を紹介します。

OCWを実施しているアメリカの教育機関

  • マサチューセッツ工科大学
  • カーネギーメロン大学
  • カリフォルニア大学バークレー校
  • スタンフォード大学
  • プリンストン大学
  • ペンシルバニア大学
  • ミシガン大学
  • ハーバード大学
  • イェール大学
  • カリフォルニア工科大学
  • ジョンズ・ホプキンス大学
  • カリフォルニア大学アーバイン校

参考URL:Wikipedia

OCWを実施している日本の教育機関

  • 大阪大学
  • 九州大学
  • 京都大学
  • 熊本大学
  • 国際基督教大学
  • 上智大学
  • 女子栄養大学
  • 筑波大学
  • 東京工業大学
  • 東京大学
  • 同志社大学
  • 名古屋大学
  • 北海道大学
  • 放送大学
  • 立命館大学
  • 早稲田大学

参考URL:Wikipedia

どこでOCWを知った?

今回の記事で紹介しているOCW、
私はどこで知ったかというと、
『ULTRA LEARNING 超・自習法 どんなスキルでも最速で習得できる9つのメソッド』
という本の中で出てくる、MITチャレンジの中で知りました。


ULTRA LEARNING 超・自習法 どんなスキルでも最速で習得できる9つのメソッド

この本でMITの授業が無料で受けられることを知り、
Googleで、”MIT free”で、検索して”OCW”という単語が出てきたので、
”OCW”をまた、Googleで調べて、という感じでした。

どこのOCWを学ぶか?

OCWという良さげなサービスを見つけて、調べてみて、日本の大学でも行っていることもわかりました。
どこの大学の講義を受けるかを決めようとWikipediaに載っていた大学のHPを見て回りました。

日本の大学も見てみたのですが、
講義ノートのみだけであったり、
コースの途中までしか資料がなかったりと、
中途半端な感じを受けました。

そんななかで一番見やすいと思ったのは、MITのOCWです。
やはり、初期のころから、サービスを提供しているところはすごそうだ。という先入観と、
MITの講義を受けれる!というミーハーな感情補正も入っていると思います。
日本の大学では、筑波大学、北海道大学が見やすいような気がしました。
今回は、MITの授業を受けてみます。

MITのOCWについては、Asuka AcademyというNPO法人が日本語化してくれています。
このAsuka Academyも良いなと思ったのですが、
次の2点が私には合わないな。と思い、受講するのをやめました。
・会員登録が必要なこと。
・受講できる時期が決まっていそうなこと。
Asuka Academyは、基準を超えると認定証が発行されるようです。
認定証の発行がモチベーションの一つとして働く方は良いかもしれません。

ちなみに、OCWの取り組みでMITと同じ時期に始めた、
カーネギーメロン大学のOLIのサイトも見てみましたが、
こちらも会員登録が必要だったので、私には合わないと思い、受講をやめました。

参考URL:Asuka Academy
参考URL:カーネギーメロン大学 OLI

何を学ぶか?

MITのOCWのサイトを眺めていると、
目につく場所に”Most Visited Courses”という文字が見えるじゃないですか!
その中をざっと見ると、
プログラミングやアルゴリズム、AIなどのコンピュータサイエンス系、
線形代数や多変数微分積分などの数学系
こういった講義がずらっと並んでいるのが見れます。
マサチューセッツ工科大学なのだから当たり前ですね。。。

この中から、初歩的な授業っぽい、
Introduction to Computer Science and Programming in Python
を受講することにしました。

ちなみに、私はプログラマーではありません。
仕事で、プログラマーの方と話す機会はあるため、
プログラムに対して全くの無知というわけではないとは思っています。
プログラムは、ExcelのVBAを少し記述できるくらいです。(※1)
そんな私が、講義を受ける中での最大の試練は
英語がわからないでもなく、
プログラミングの用語や説明がわからないでもなく、
Pythonの開発、実行環境を自分のPCに構築することだった。
この話は別の記事にしたいと思っています。

OCWでプログラミングを学んでみませんか?

MITの講義を受講することになるなんて少し前は考えてもいなかったのですが、いろいろ楽しいですね。
特にテクノロジー関係は今後も発展することは間違いないと思います。
プログラミングは義務教育でも必修科目になったようですし、
簡単なプログラムは自分で記述していく時代が来るでしょう。
中学校の授業で、簡単な棚を作った記憶がありますが、それと同じようになるのではないでしょうか。
日曜大工で、自分の家に合う物を作れる人がいるように、
プログラミングも、自分が家族に合ったプログラムを書く人が多くなると思います。

まだ講義3回までしか受けていませんが、
しょうもないプログラム(※2)でも自分が書いたコードが動くと楽しいです!
これは、体験しないとわからないかもしれませんが、
何か学びたいな~。
最近、プログラミングが流行っているらしいからやってみようかな~。
という方は、一緒にMITのOCWでPython習いませんか!?

Appendix1 ~おまけ1~

※1:エクセルのVBAはプログラミングか?
これについては意見が分かれるかもしれません。
ExcelのVBAはプログラミングじゃない。という方もいるかもしれません。
私は、Excelのマクロの記録から、マクロの実行だけ
それだけであれば、それはプログラミングではないとは思いますが、
変数の宣言から、for文やif文での記述ができるくらいであれば、
プログラミング言語に触ったことがある。程度は言えるかな。と思っている人です。

Appendix2 ~おまけ2~

※2:自分で書いたプログラムがしょぼいのはわかっているけれども、
3コマ受けたらこんなことができますよ。
ということを知ってもらうためにコードを公開しちゃいます。
恥ずかしい・・・

#回文チェッカー
text=input("回文チェック...")
Rtext=str(text[-1:-(len(text)+1):-1])
if text==Rtext:
    print("すごい!天才!!回文だわ!!!")
else:
    print("平文です。")

上記を実行した結果がこちら

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